JaSST'25新潟 参加レポート

こんにちは!エンジニアリングマネージャ兼QAリーダのSammyです。先日、新潟で開催されたソフトウェアテストシンポジウム JaSST'25 Niigataに参加しました。セッションやイベントから得た学びをレポートします。

懇親会で登場した日本酒

<基調講演>デザインから考えるアプリにおける品質とは? 株式会社フラーの櫻井裕基氏

特に印象的だった内容

  • 五万とあるアプリの中から所持されるのは100程度。その中でも月間で利用されるのは41アプリ
    • まずこの中に自社アプリが入るようにしないといけない
  • 良い(品質の高い)アプリを実現するための大切な6つの要素
    • 見つけてもらえるか→使われる状況があるか→正常に動作するか→使いやすいかどうか→魅力的かどうか→進化し続けているか
    • 「まずユーザーに出会ってもらえるか」が前提条件
    • 使われる状況にするには、ユースケースをレベル分けして、体験を設計する
      • ライトユーザー
      • ミドルユーザー
      • ハードユーザー
    • アプリは生活の一部。明確に使われる状況をデザインしてないと使われない

感想、考えたこと

日頃アプリ開発に携わっていると、どうしてもアプリを使ってくれていることを前提に考えてしまいがちです。しかし、アプリは人生そのものとも言えるほど、ユーザーの可処分時間を奪い合っています。その激しい競争の中で、ユーザーに選ばれ、使い続けてもらうためには、単に機能が正常に動作するだけでなく、「使われる状況」を作り出すことが大事であると学びました。

また、レベル分けしたユーザー層を少しだけ言語化してみました。

Voicyの再生アプリ

  • ライトユーザー:気になる放送があったら聴く
  • ミドルユーザー:ランニング、家事、通勤の時など、生活の行動に連動して習慣的に聴く
  • ハードユーザー:毎日アプリを訪れて、新しいチャンネルを探したり、知らないチャンネルの生放送に参加する

自分たちがターゲットになりにくい業務アプリケーションのユーザビリティを担保する取り組み フリー株式会社の森川 裕美氏

特に印象的だった内容

  • 業務アプリケーションのテストは、一般知識だけではカバーできない、ユーザーの業務プロセスや行動、会社独自の慣習といった情報が必要
  • しかし、これらの情報は書籍では知ることが難しく、自ら調査する必要がある
  • 足りない情報を可視化し、実際のお客さん先に行って、業務の様子を観察した(!!)

感想、考えたこと

3年半の活動をギュッとお話しされてて、特に、「事実を見に行くのが大事」という言葉が印象的でした。 大事なことは頭ではわかっているけど、それをやり切ったのが本当に素晴らしいですよね。自分自身もそんな風にチャレンジし続けているだろうかと、振り返るきっかけとなりました。

余談ですが、発表の中で紹介されていた、「You are NOT the user」Tシャツは、すぐの購入しました(笑)

一次体験を起点にしたUX改善の取り組み

特に印象的だった内容

  • 一次体験の大切さ →ユーザーへの共感
    • 実際にユーザーと同じようにプロダクトを体験してみること。プロダクトの良し悪しは使ってみれば誰でも分かる
    • 例えば、社員が実際にスマートロックのある家に住み、生活の一部としてどう感じるかをレポートすることで、ユーザーに共感し、品質向上につなげている

感想、考えたこと

Voicyでも、全体公開前に、社内で新機能披露会やドッグフーディングを実施しています。改めて、エンジニアチームだけでなく、会社全体でプロダクトを作っていく、ユーザー体験全体を考慮した品質向上活動の重要性を実感しました。

おわりに

カンファレンスに参加すると、似た課題や悩みを持った方々との出会いもありますし、会場はお祭りのような雰囲気で、その場にいるだけでワクワクします。今後も、勉強会やカンファレンスには積極的に参加していきたいです。