こんにちは、QAエンジニアのSammyです。
Voicyは声の可能性を信じ、日々プロダクト開発に熱中しています。 そしてプロダクトだけでなく、Voicyの成長を支える「組織」そのものへの投資も、事業を加速させる重要な要素だと考えています。
Voicyでは全社でCFT(Cross Functional Team)を作っています。
今期Voshugiチームでは、社内で開発しているピアボーナスシステム「Voshugi(ボ祝儀)」をアップデートしました。
今回は、Voshugiについて、アップデートの背景、アップデートしてみての学びをご紹介します!
Voshugiとは?
Voshugiは、社内で「ありがとう」の気持ちをポイントとして送り合える、ピアボーナス制度です。 毎週付与されるポイントを使って、Slack上で感謝を伝えることができます。
そんなVoshugiですが、実は社内で自分たちで開発しているプロダクトになります。
なぜVoshugiをアップデートしたのか?
Voshugiはこれまで多くのメンバーに活用されてきましたが、運用する中でいくつかの課題も見えてきました。
- 送る回数が週に2回に限られているので、金曜まで待ってから送る相手を決めている
- 感謝の気持ちが一律のポイントでは伝えきれないことがある
- もっと多くのメンバーに感謝の気持ちを伝えたい
- もっと気軽に日頃の感謝の気持ちを伝えても良いのではないか
そうした声に応えるかたちで、Voshugi 2.0 の開発がスタートしました。
Voshugi 2.0 の新機能
💬 自由にポイントを入力して送信
- これまでの「固定ポイント」ではなく、送りたいポイント数を自由に設定できるようになりました。
- 1回のポイント数を少なくすることで、送る回数を増やすことができます。
- 「ありがとう」の気持ちを、ポイント数の語呂合わせでも表現することができます。
- 39(サンキュー)や46(よろしく)、55(GoGo!)、88(パチパチ)など
🎁 一度に複数名に送信
- これまでは、一度に1通しか送ることができませんでした。
- 新機能のリリース時やプロジェクトが終わった時など、みんなに感謝の気持ちを伝えることができます。
💡 ポイントの譲渡が可能に
- 自分のポイントを他のメンバーに譲れるようになりました。
- 「今週の付与ポイントは使い切ってしまったけど、どうしても感謝を伝えたい!」という気持ちを形にできます。
メンバーの声:Voshugi 2.0をつくって、使ってみて
🎙 CFTメンバーより
Voshugi CFTのプロジェクトリーダー ピカソ(iOSエンジニア):
社員同士で感謝を伝えあうことで社員のモチベーションに繋がるシステムを、より完成された状態に近づける事が出来たかなと思いますし、重要なプロセスに携われたことを嬉しく思っています。 またチーム自体の動きも良かったかなと思っていて、チーム内でのアイデア出しから実現→社員からのフィードバックを受けての改善というサイクルをほとんど週単位で出来たかなと思います。
Voshugi 2.0を開発 たくみん(バックエンドエンジニア):
ピアボーナスを「贈る」という動作に着目して、それを支えるための概念(短期間内に贈れるポイント数の上限、上限がリセットされるサイクル、ポイント口座、ポイント取引など)や挙動を展開していく流れで作りました。2.0からの新機能などが意外と好評で嬉しかったです。
ぶんた(PdM):
企画から実装までのスピードが速かった(こういうの作りたいよねと話して2週間後にはデモが見れた)! 仮説から検証のサイクルをスピーディーに回せたのは通常のプロダクト開発と似ていて、コミュニケーションが活性化して定量的にも成果が出てよかった。
えりりん(PS): ピアボーナスシステムが立ち上がってから数年が経ち、組織状況や課題にも変化がありました。「このままだと使いづらいな…」という思いから、自分たちでアップデートを行ったことで、今の組織に合ったシステムにすることができたと思います。
💬 利用しているユーザー(社員)の声
ゆら(チャンネルマーケティング):
送るたびに、チームを超えていろんな人に支えられているという実感が持てる。 1.0のときは、「週に2人まで・賞賛する」という縛りがかなりきつかったところを、今はポイントを分けられたりまとめて送れたりなど、気づいた感謝を満遍なく送れるのが使いやすい。
はな(コーポレート):
システムの改善をしてくださったことで、チームメンバー全員への感謝など、送る機会や範囲が広がったのがよかった。 他のCFTとコラボいただいたおかげで、相乗効果も生み出せた。
さっちー(ビジネスデザイン):
まとめてボ祝儀は特に、職種関係なくみんなで事業を作っているなということを実感できた(送っても読んでも)。 ポイントを分けることで気軽に感謝を送りやすくなった。
おわりに
Voicyでは、プロダクト開発と同じくらい、働く人の体験やカルチャーづくりを大切にしています。 Voshugi 2.0はその象徴的な取り組みのひとつであり、今後も会社全体で様々なアップデートを続けていきます。
「技術で組織文化を育てる」 そんな挑戦にワクワクする方がいたら、ぜひ一度お話ししましょう!