テストケースレビューを短時間で効率よく行う方法

はじめに

こんにちは、VoicyでQAエンジニアをまっつんです。
最近の私の悩みの種の一つテストケースのレビューに関して記事を書いてみようと思います。

その悩みとはテストケースのレビューに時間がかかることです。

今のVoicyには開発を行なっているチームが複数あり、私が所属していないチームのテストケースもレビューすることがあります。
仕様を把握してテストケースのレビューを行うということが割と大変で時間がかかってしまいます。

今回はそんなテストケースのレビューを、いかにして効率よく行うかといった内容です。


・レビューは机上レビューが中心で対面レビューはあまり行えていない
・所属チーム以外のレビューは完成後に1度レビューするだけ
という前提です。

ズバリどうすればいいの?

テストケース作成時にサボらない
もっというとケースを作る前段階の資料を作成してもらうこと
です。

いきなり設計者頼りかよ!とツッコミを受けるかもしれませんが、これが一番大切だと思っています。

ただただ大量にテストケースが並んでいるだけのものを見て、抜け漏れがないかを判断することは大変で時間がかかります。

掲載している画像はテストケースのごくごく一部で、この何十倍もあるテストケースも存在します。 大変ということは見落とすリスクも高いということです。

ならどう言ったものがあれば楽になるのか。
観点×画面観点×機能の表を作ってみてください。

観点×画面表のイメージ

レビュー時にはまずこの表を確認し、機能や画面ごとに必要なテスト観点が十分であるかを確認します。

これに合わせてテストケースにもテスト観点の欄を用意し、そのケースで確認するテスト観点を記載してもらえば、一気にレビューが楽になります。

またレビューが楽になるだけでなく、そもそも設計の段階での抜け漏れが大幅に減るのではないかと考えています。

一見テスト設計者には作業を増やしているように見えますが、抜け漏れが減ればレビューでの指摘が減り、レビュー結果に対応する時間も減り総合的に見ればテスト設計にかける時間が減るかもしれません。

もしこういった資料なしでレビューを行う必要がある場合でも、自身で観点×画面の表を作り、それをチェックリストのようにしてテストケースの漏れがないかを確認する方法が有効です。

最後に

テストの設計、テストケースのレビューでは、楽をすることも大切ですが、一番は抜け漏れを減らすことです。 横着をせず、しっかり仕様を整理して設計、レビューを行うよう心がけてこれからもQA活動を行なっていきたいと思います。