JaSST'25 Tokyo 参加レポート(実行委員として参加しました)

こんにちは、VoicyでQAエンジニアをしているSammyです。先日開催されたソフトウェアテストシンポジウム「JaSST'25 Tokyo」に実行委員として参加し、発表も行いました。今回は、その参加レポートをお届けします。

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JaSST'25 Tokyo 概要

JaSST(Japan Symposium on Software Testing)は、ソフトウェアテストに関する国内最大級のカンファレンスです。今年は「No Theme」というテーマで、3月27日と28日の2日間にわたり、様々な企業や団体からテストに関する知見や取り組みが共有されました。

参加目的

  • ソフトウェアテストに関する最新情報の収集
  • 他社のテスト事例や取り組みの学習
  • 「B7)現場からお届けします〜モバイルアプリテストにおける工夫と挑戦〜」での登壇
  • イベントを通して、ソフトウェアテスト業界の盛り上げ

基調講演:「How to Predict the Future」

初日の基調講演は、James Whittaker氏による「How to Predict the Future」でした。Whittaker氏は、長年ソフトウェアテストの分野で活躍されており、2024年12月には、著書『探索的テストの考え方 ソフトウェア開発のテスト設計とテクニック』の翻訳本が日本で出版されました。

講演の中で特に印象的だったのは、ソフトウェアとAIの違いについての説明です。ソフトウェアは、定義されたロジックに基づいて動作するため、同じ入力に対して常に同じ結果を出力します。一方、AIは入力に対して様々な数学的手法(代数、微積分など)を適用し、出力が変化する可能性がある、と説明されていました。

この講演から、AIを活用する上で、学習データやテストデータの品質が非常に重要であるというWhittaker氏の主張を改めて認識しました。

開場前の会場の様子

実行委員としては、基調講演の司会進行を務めました。会場が思っていたよりも広く、当日のリハーサルでは緊張してしまいました。リハーサルで緊張した分、本番はリラックスしてのぞむことができました。

セッション:「B7)現場からお届けします〜モバイルアプリテストにおける工夫と挑戦〜」

2日目には登壇もしました。このセッションでは、

  • マネーフォワード確定申告、メルカリハロ、Voicyにおけるモバイルアプリテストの現状と課題
  • リリーステスト戦略、自動化の取り組み
  • テスト効率化や品質向上のための工夫

などについてディスカッションしました。

Discordには「リリース判定テストは常に同じものをやるのか?」「実機でのテストは、どれくらいの端末で行なっているか?」など、参加者の皆さんからたくさんの質問をいただきました。これらの疑問にお答えする中で、モバイルアプリテストに関する課題や解決策、アイデアを共有できました。自身のアウトプットだけでなく、様々な考え方・アイデアをインプットでき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

その他のセッション

その他にも、以下のようなセッションに参加し、多くの学びを得ました。

  • C4 なぜ人はE2E自動テストの継続に失敗するのか
  • A5 「保証するための品質基準」がQAには必要か?
  • 招待講演 A10「真の学び」が未来を拓く~成長するエンジニアのマインドセット

招待講演では、古畑 慶次氏が「組織における人の成長」について熱く語られていました。打ち上げでお話させていただく機会がありましたが、古畑さんの柔らかい笑顔と、参加者の心に寄り添うような言葉がとても印象的でした。

まとめ

JaSST'25 Tokyoでは、基調講演や様々なセッションを通じて、ソフトウェアテストに関する最新の知識や技術動向を学ぶことができました。特に、古畑氏の講演は、今後の自身のキャリアを考える上でとても参考になりました。

また、自身のセッションでは、Voicyのテスト事例を紹介するとともに、参加者の皆様と意見交換を行うことができ、とても貴重な経験となりました。

今回の学びを活かし、Voicyの品質向上に貢献していきたいと思います。

Voicyでは、今後も積極的に技術カンファレンスに参加し、情報発信や技術交流を行っていきます。